お肉へのこだわり 上段
2014.02.26 Update.
7年前に他界した先代は、創業当時原価1,000円のロースを
1,100円で売っていました。(笑)
「お客さんは正直。美味しいものは必ずわかってくれる」それが生前の口癖でした。
「宣伝広告費をかけるくらいやったら、その分を仕入れに回して、
お客さんにええもんを食べて喜んでもらおう」
これが今も流れる、家族亭の創業精神です。
数が少ない、高額な雌牛にこだわるのもそういう理由です。
お肉というのは面白くて、見た目にサシが入った霜降りのお肉でも食べたら、
「あれれっ?」っていうことがあります。
お肉の旨み、甘み、こくというのは本当に食べてみないとわからない。
確かに、雄牛や交雑種を仕入れれば、儲かる商売ができるかもしれません。
しかし、家族亭が家族亭である理由。
そのために、パッと見分けがつかなくても、本物を知るお客様が食べみればすぐにわかる
華やかな深みのある味わいの雌牛にこだわっているのです。